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女性は歳を重ねるほど、反り腰による慢性的な腰痛に悩まされるといいます。
しかし、そもそも反り腰とは、どのような状態を指すのでしょうか。

 

■反り腰とは

反り腰とは、24個の背骨のS字カーブのうち、腰椎の前弯が強くなっている状態のことです。

これは、良い姿勢を維持するための「主要姿勢筋」が大きく関係しています。
主要姿勢筋とは、重い頭部を支える頸部筋、背骨を真っ直ぐ支える脊柱起立筋、

太ももの裏側にある大腿二頭筋、足首を動かすヒラメ筋で、いずれも体の背面にある筋肉です。

これらの筋肉が衰えていると、体がうまく支えられず、自然と前に倒れそうな状態になります。

特に、骨盤の後ろと繋がっている大腿二頭筋が弱いと骨盤は前に傾き、その結果、

体は前に倒れまいとバランスをとろうとして、腰のあたりで「反る」姿勢になります。これが「反り腰」なのです。

 

■試してみよう！反り腰判定チェック！

自分が反り腰であるかどうかは、次の2通りの方法で簡単にチェックすることができます。

 

・仰向けで行うチェック方法
まず、両手を体に沿わせた状態で、床に仰向けで寝ます。このとき床と腰の隙間に手を入れてみて、

手を入れた状態でまだ余裕がある場合は、反り腰の可能性が高いです。

また、膝をグッと伸ばして仰向けになると腰に痛みを感じ、膝を立てると痛みがやわらぐ場合も同様です。

 

・壁を使ったチェック方法
まず素足になり、壁や柱からかかとを5センチほど離した位置でまっすぐ立ちます。

そして、壁や柱に頭・背中・お尻をぴったりつけて立ってみて、壁と腰の隙間に手を入れます。

壁と腰の隙間に手がすっぽり入って、余裕がある場合は反り腰である可能性があります。

 

まとめ

反り腰は放っておくと、慢性的な腰痛の原因になってしまうことがあるので、

まずはとりあえず、反り腰チェックを一度実践してみることをおすすめします。